光に包まれる仙台の冬、心まで温まる特別な時間。
冬の仙台を代表するイベントといえば「SENDAI光のページェント」。
定禅寺通りのケヤキ並木が約60万球の光で包まれる光景は、訪れる人を幻想的な世界へと誘います。
今回は、光のページェントの開催場所や楽しみ方に加え、定禅寺通りにある仙台メディアテークをまとめてご紹介します。
ぜひ、冬の仙台旅行の参考にしてみてください。
冬の仙台を彩る「SENDAI光のページェント」とは
1986年に始まったこのイルミネーションは、仙台市民にとっては冬の風物詩であり、観光客にとっては「一度は見てみたい夜景イベント」。
毎年12月の中旬から下旬ごろまで、約2週間ほど開催されます。
舞台となるのは、仙台市青葉区にある定禅寺通りのケヤキ並木。
ケヤキ1本ごとにLEDでライトアップされ、黄金色に輝き、全長約700メートルにも及ぶ並木道が幻想的な光のトンネルに姿を変えます。
※近年は提供不足のため、開催が危うい状況になってきています。もし、ご興味のある方はクラウドファンディングなども開催されているので、ご覧になってみてください。
光のページェントはどこで開催される?
光のページェントが開催されるのは、仙台市中心部の「定禅寺通り」の一部。定禅寺通りは勾当台公園から西公園へと伸びる並木道です。
- 開催場所:仙台市青葉区 定禅寺通り
- 開催期間:例年12月中旬~12月下旬頃まで
- アクセス:仙台駅から地下鉄南北線で「勾当台公園駅」下車すぐ。徒歩で3分ほどでイルミネーションのエリアに到着できます。
仙台駅からも近いため、仕事帰りや観光の一部として立ち寄りやすいのが大きな魅力。
東北の冬の夜は冷え込みますので、防寒対策はしっかりして行くことを強くおすすめします。
光のページェントの見どころと楽しみ方
一斉点灯の瞬間は必見!
光のページェントの見どころは、やはり点灯式の瞬間。初日のイベントとはなってしまいますが、一見の価値ありです。
夕暮れ時、合図とともに並木道のライトが一斉に点灯すると、周囲からは歓声が上がります。
毎年繰り返される光景ながら、心奪われる瞬間です。
写真撮影におすすめのスポット
せっかく訪れるなら、美しい写真を残したいですよね。おすすめの撮影ポイントはこちらです。
- 中央分離帯の遊歩道
並木道を真下から見上げるアングルは、頭上に光が降り注ぐように見えて圧巻。
- 勾当台公園市民広場付近
イルミネーションと人々の賑わいが一緒に収まる写真が撮れるスポット。
- 遊歩道の始点
奥行きのある「光のトンネル」をまっすぐ切り取れるのが魅力。
開催期間中(特に休日)は多くの人で賑わいますので、譲り合いながらの撮影をお願いします。
体も心も温まる!屋台
期間中は、勾当台公園または少し離れた錦町公園にてクリスマスマーケットが同時期に開催されています。
マーケット内では屋台もあり、温かいドリンクや食事などが楽しめます。
冷えた体を温めながらイルミネーションを眺めるのは冬ならではの楽しみ方。
また、並木道沿いにはカフェやレストランが多く、一部店舗の窓席からは外に広がる光景をゆったりと眺めることができます。
定禅寺通りを散策してみよう
光のページェントの舞台でもある定禅寺通りは、昼間と夜で表情がガラリと変わる通りです。
昼間は「杜の都」を象徴する並木道として、ゆったりと散策を楽しむ人の姿が見られます。
そして夜になると、一気に幻想的な世界へ。光に包まれたケヤキ並木は、訪れる人すべてを魅了します。
仙台メディアテークにも立ち寄りたい
定禅寺通り沿いにある「仙台メディアテーク」は、光のページェントを見に行く際に合わせて訪れるのにおすすめのスポットです。
建築と文化が融合する施設
建築家・伊東豊雄によって設計されたせんだいメディアテークは、ガラス張りのモダンな外観が特徴。
内部は自然光が降り注ぐ開放的な空間となっており、美術展や映画上映、講演会など多彩なイベントが行われています。
映画『ゴールデンスランバー』デザインのマンホールカード
さらに、メディアテークでは映画『ゴールデンスランバー』デザインのマンホールカードを無料配布しています。
仙台を舞台にした伊坂幸太郎の小説を原作とする映画とコラボしたデザインは、コレクターやファンにとって見逃せない一枚。
- 配布場所:1階インフォメーションカウンター
- 配布条件:1人1枚・無料
- 注意点:配布時間は開館時間内。在庫切れの可能性があるため、早めの時間に立ち寄るのが安心です。
仙台旅行の特別なお土産になるかも。
マンホールカードについては以下の記事にてご紹介していますので、よろしければご覧ください。
モデルコース例:光のページェントを楽しむ
仙台に訪れる時間が限られていても、効率よく楽しむ方法があります。おすすめの流れは次の通りです。
※土日を想定した一例です
- ~17:00:フリータイム
- 17:30頃:定禅寺通りまで移動、ライトアップまで待ちます
- 18:00以降:定禅寺通りで光のページェントをじっくり鑑賞
- 19:30頃:仙台の繁華街の国分町や仙台駅前に移動し、牛タンなど仙台グルメを堪能
このルートなら、「イルミネーション+グルメ」という仙台の魅力を数時間でしっかり味わえます。
まとめ
「SENDAI光のページェント」は、仙台の冬を代表するイベント。
定禅寺通りのケヤキ並木が黄金色に輝く光景は、何度見ても圧倒される美しさです。
さらに、定禅寺通り沿いには仙台メディアテークがあり、映画『ゴールデンスランバー』デザインのマンホールカードを入手できるのも魅力。
観光だけでなく、コレクションなどの体験も合わせて楽しめます。
仙台旅行を計画するなら、ぜひ「光のページェント」を中心に、定禅寺通り周辺の散策も組み合わせてみてはいかがでしょうか。
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