仙台観光で外せないスポットといえば、伊達政宗公ゆかりの「青葉城跡(仙台城跡)」。観光バス「るーぷる仙台」などを使えば楽に行けますが、「仙台駅から歩いて行ったらどうなんだろう?」と思う人もいるはず。
実際に歩いてみると、街の雰囲気や川のせせらぎ、坂道の迫力など、移動そのものが観光に変わる体験になりました。
今回は、仙台駅から徒歩で青葉城跡までの道のりをご紹介します。
仙台駅西口から出発!街歩きスタート
今回歩いたルートはこんな感じです。
仙台駅西口を出発すると、まずは目の前に広がるのは大きな商業施設と人の波。
自分が住んでいたころよりも、特に駅前はかなり発展したなと感じます。
週末は観光客でいっぱいですが、ビジネス街としての顔もあり、平日はスーツ姿の人がデッキ周辺を足早に行き交うのも仙台らしい光景。
ルートは「青葉通」をひたすら西へ。
最初は車通りも多く、都会のような景色が続きます。仙台駅周辺の歩道は少し広めで歩きやすいので良いですね。
杜の都を感じる並木道
仙台は「杜の都」と呼ばれるだけあって、街中でも緑が多いのが特徴。
街路樹も高さがあり、夏は木陰ができる場所が多いです。東京の街路樹が低く感じますね。
イチョウの樹が多いので、秋には周辺が銀杏臭くなるのも特徴なんです。
(仙台で勤務していたころは踏まないように気を付けていました)

改めて、歩きながら「都会の中に自然がある街」だと実感。
住んでいた時にはただの移動だったのが、景色を楽しむ小さな散策に変わりました。
広瀬川を渡る瞬間の開放感
駅から25分ほどで広瀬川に到着。大橋付近に差し掛かると、マンションなどの高い建物がなくなり、景色が一気に開けます。
下を覗けば広瀬川の清流が心地よく響きます。
夏場は日光を遮る場所がなく、ただただ暑いので対策は必須。
青葉山の坂道へ
はじめに紹介したルートのほかにも、仙台市博物館の横を通り抜けて歩いていくルートもあります。
所要時間は大差ないと思うので、2回目以降の方はこちらもおすすめ。
大橋を渡った先からは、いよいよ青葉山の坂道がスタート。
ここが徒歩で行く中でも楽しい部分です。
最初は緩やかですが、進むにつれて坂がどんどん急になっていきます。
途中で立ち止まって振り返ると、仙台市街のビル群が少しずつ小さくなっていき、「登ってきたなぁ」と実感できますよ。
豆知識:青葉山の立地
青葉城が築かれた場所は、天然の要害と呼ばれる断崖の上。
戦国時代の武将・伊達政宗が「守りに強く、見晴らしの良い場所」として選んだのも納得できます。
本丸跡に到着!伊達政宗公の騎馬像と絶景
歩き始めておよそ50分ほど、ついに本丸跡へ。最初に目に入るのは、あの堂々と立つ伊達政宗公の騎馬像。
行ったことがある方はご存じだと思うのですが、騎馬像って意外と小さいんですよね…。
まぁ、それも現地にいった方のお楽しみということで!
その背後には仙台市街を一望できる展望台。
天気の良い日は遠くに太平洋まで見え、特に夕方の景色は格別です。
太平洋が見えるということは、仙台市は意外と沿岸側にあるんですね。

ここまで歩いてきたからこそ味わえる“達成感付きの眺め”は、他の交通手段では得られないものだと思います。
青葉城跡の楽しみ方
- 石垣の迫力:高さ17mの石垣は必見。江戸時代の築城技術の粋を感じられます。
- 仙台城見聞館:CGで復元した城の映像や発掘資料を展示。歩いた後に歴史を学ぶと理解が深まります。
- 夜のライトアップ:夕方から23時まで、石垣や騎馬像がライトアップ。夜景と相まって幻想的な雰囲気に。
他のアクセス方法もチェック
「歩いて行く」以外にも、仙台城跡には便利な交通手段があります。
※本来はこちらを使うのが普通かもしれないですね(笑)
- るーぷる仙台(観光シティバス):仙台駅から乗車、「仙台城跡」前下車後すぐ。主要観光地を色々と巡りたい人向け。
- 仙台市地下鉄東西線:国際センター駅で降車、そこから徒歩25分ほどかかります。
- タクシー:10分前後で到着、荷物が多い旅行者にはおすすめかも。
- 車(レンタカー):駐車場あり。ただし週末や観光シーズンは混雑に注意です。
まとめ
仙台駅から青葉城跡まで歩いてみると、街中のにぎわいから広瀬川、そして坂道を越えた先の絶景と道のりが体験できました。
歩く分時間はかかりますが、到着した時の達成感と景色は格別な気がします。
時間や体力に余裕があるなら、ぜひ一度は徒歩ルートに挑戦してみてください。もちろんバスやタクシーも便利ですが、歩いたからこそ出会える風景が待っていますよ。
当ブログでは、他にも仙台に関する記事を公開しています。合わせてご覧いただけますと幸いです。
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