旅先で出会う“城跡”は、その場所の歴史と風景が一体化した時間。
そこに、城をモチーフにしたマンホールカードを手に入れる楽しみが加わると、旅の一歩一歩が特別になります。
今回は東北の5か所のお城とそのデザインで配布されているマンホールカードを合わせてご紹介します。
※城跡とマンホールカードの配布場所は異なる場合がありますので、ご注意ください。
白石城マンホールカード(宮城県)
白石城について
白石駅から歩いて15分ほどのところに、緑に囲まれた白石城があります。天守は木造で再建されたもので、近くで見ると想像よりも迫力がありました。
石段を上る途中には桜の木が並んでいて、春は多くの人でにぎわうそう。天守からは白石の街並みを見渡すことができ、風がとても心地よく感じました。
帰りに「白石城歴史探訪ミュージアム」でマンホールカードをいただくと、カードのデザインにもこの天守が描かれていました。展示室には片倉小十郎の甲冑もあり、城とカードの両方から地域の歴史にふれることができました。
城のみどころ
- 復元された天守
- 城壁の構造
- 片倉氏の旗印
- 城山周囲の公園も散策にぴったり。
マンホールカード情報
白石城をモチーフにしたマンホールカードは白石城の敷地内で配布されています。
- デザイン:白石城をモチーフにしたもの
- 配布場所:白石城歴史探訪ミュージアム
- 配布時間:9:00~17:00(4~10月)、9:00~16:00(11~3月)
城跡へのアクセス & 注意点
JR東北本線「白石駅」から徒歩15分前後。標高差が少しあります。
白河小峰城マンホールカード(福島県)
白河駅を出て歩いていると、城跡を囲んでいる石垣が見えてきます。
小峰城跡は駅から近く、アクセスがしやすい印象。白壁の三重櫓は美しく、周辺の公園も整備されているので歩きやすいです。
駅前の「しらかわ観光ステーション」では、櫓をモチーフにしたマンホールカードを配布。カードの裏面には城の解説もあり、見比べながら歩くとより楽しめそうです。
城の見どころ
- 総石垣構造
- 木造三重櫓と前御門復元
- 南湖への散策路
カード情報
白河小峰城モチーフのマンホールカードは白河駅の近くにて配布されています。
- デザイン:三重櫓中心のデザイン
- 配布場所:しらかわ観光ステーション(白河駅近く)
- 配布時間:9:00~18:00(12/29~1/3はお休み)
城跡へのアクセス & 注意点
JR「白河駅」徒歩7分ほど。新白河駅ではありませんのでご注意ください。
横手城マンホールカード(秋田県)
横手駅からタクシーで10分ほど進むと、丘の上に横手城が見えてきます。
展望台のある横手公園は桜の名所として知られており、こちらも春は地元の人たちでにぎわうそう。冬は雪景色と城の組み合わせが印象的で、かまくらの街らしい風情があります。
市街地にある「かまくら館」で配布されているカードには、横手城とかまくらが描かれています。
館内にはミニかまくらの展示もあり、季節を問わず楽しめるスポット。城とカード、どちらからも横手らしさを感じられますよ。
城の見どころ
- 城址公園の散策路
- 櫓跡
- かまくら文化と城址の融合空間
カード情報
横手城モチーフのカードの配布場所は、お城から少し離れています。
- デザイン:横手城+かまくら
- 配布場所:横手市ふれあいセンターかまくら館
- 配布時間:9:00〜17:00(12/29~1/3は休館日、カレンダーにない臨時休館の場合も有)
城跡へのアクセス & 注意点
横手駅/市街地から徒歩25分、バス、タクシーで10分~15分。
盛岡城址風マンホールカード(岩手県)
盛岡駅から歩いて20分ほどの場所に、盛岡城址公園があります。
中津川沿いを進むと、立派な石垣が見えてきます。天守は残っていませんが、広々とした敷地と石垣の存在感が印象的。
春は桜、秋は紅葉と季節ごとに違う景色が楽しめるようです。公園の入り口にある「もりおか歴史文化館」では、城跡をモチーフにしたマンホールカードを配布しています。
カードの絵柄には岩手山と盛岡城の石垣が描かれており、実際の風景と見比べてみてはいかがでしょうか。
城の見どころ
- 盛岡城の石垣群
- 城跡公園の風景
- 歴史文化館展示
カード情報
盛岡城址モチーフのカードは、城址公園からほど近い場所にて配布。
※盛岡市には3種類のマンホールカードがあり、お城デザインのものは下記店舗のみ配布しています。
- デザイン:盛岡城跡の石垣、岩手山、石割桜をモチーフにしたもの
- 配布場所:パルクアベニュー・カワトク
- 配布時間:10:00~19:00
城址公園へのアクセスなど
盛岡駅から徒歩22分、バスで13分ほどと比較的アクセスは良好。盛岡市の風景を楽しみながら回るのがおすすめです。
山形城マンホールカード(山形県)
山形駅から徒歩10分ほどで城跡のある霞城公園に到着。
広い外濠を渡ると、復元された大手門が見えます。城跡は公園として整備されていて、地元の方の散歩コースにもなっているようです。
山形城とゆかりのある最上義光について知ることができる「最上義光歴史館」では、山形城をデザインしたマンホールカードを配布しています。
館内では城下町の模型や資料を見ることができ、カードの背景にある歴史を知る良い機会になりました。
城のみどころ
- 大手門址
- 二ノ丸東大手門
- 復元整備区域
- 外濠跡の風情
カード情報
- デザイン:山形城モチーフのもの
- 配布場所:最上義光歴史館(受付)
- 配布時間:9:00~16:30(月曜、年末年始休館)
城址公園へのアクセスなど
JR山形駅から徒歩10分と歩いていきやすい距離。
※南大手門を目指した場合
共通のコツと注意点
マンホールカードの入手には以下の点に気をつけてみてください。
- 1人1枚ルールが基本。
- 配布時間・休館日を必ず調べておくこと。
- 複数城を効率的に巡るルート設計 → 近隣城をセットで回るプランを立てる。(例:白石城→白河小峰城)
まとめ
東北を歩いていると、ふとした瞬間に「この土地の時間」を感じることがあります。
白石城の白壁や、白河小峰城の三重櫓、横手城の天守、盛岡城の石垣、山形城の濠。どのお城も、それぞれに違った表情があります。
その想い出をそっと形にして残せる方法のひとつがお城をデザインしたマンホールカード。
ふと見返すと、旅先で見た風景や空気までもが蘇るような気がします。眺めているうちに、「またこの場所に行きたいなぁ」と思えるのも、このカードの不思議な魅力ですね。
皆さんもマンホールカード収集を行ってみてはいかがでしょうか。



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