四国・九州・沖縄には、個性のある城跡と、そのお城をモチーフにしたマンホールカードがあります。
旅先で城跡を歩くと、石垣の高さや門の重厚感、城下の広がりなど、写真だけでは伝わりにくい“立体の歴史”に触れられます。
そこに、その城を描いたマンホールカードというコレクション要素が加わると、目で見た記憶と手に残る記念が重なり、旅の満足度がぐっと高まりますよ。
四国・九州・沖縄には、個性のちがう名城が点在しています。いずれも、その城をモチーフにしたカードが配られており、現地での学びと収集が一度に楽しめるのが魅力。
旅の前の下調べに使うのはもちろん、現地でのちょっとした確認にも役立ててもらえたらうれしいです。
丸亀城(香川県丸亀市)
JR丸亀駅から城下に向かって歩くと、石垣が何段にも重なる姿が印象に残ります。
天守は小ぶりながら上に伸びる石垣と相まって存在感がありました。
城内は起伏が多いので、歩きやすい靴だと安心。城山を登る途中で振り返ると、瀬戸内の街並みがきれいに見えました。
丸亀城がデザインされているカードは2種類あるので、別々にご紹介します。
とり奉行 骨付じゅうじゅうとニッカリ青江がデザインされたカード
丸亀城内の観光案内所では土日祝のみの配布のため、カードを取得したい方は可能であれば休日に訪れるのがおすすめ。
配布場所:①丸亀市浄化センター(本館3階)/②丸亀城内観光案内所
配布時間:①8:30〜17:00(休=土日祝・年末年始)/②9:00〜16:30(※平日の配布はなし、年末年始は配布)
うちわと丸亀城がデザインされたカード
こちらも丸亀城内の観光案内所で配布されているので、前述のカードと同時にもらえるのは良いところ。
配布場所:①丸亀市役所 下水道課(本館3階)/②丸亀城内観光案内所
配布時間:①8:30〜17:15(休=土日祝・年末年始)②9:00〜16:30(※平日の配布はなし、年末年始は配布)
大野城跡(福岡県糟屋郡)
太宰府の北側に広がる四王寺山一帯が大野城の範囲になります。
現在は山城の土塁や石垣の痕跡をたどる形で、車やバスを併用しながら各ポイントを巡るのが現実的。
「心のふるさと館」では城に関する展示が整理されており、地形のスケール感がつかみやすかったです。
マンホールカード情報
今までご紹介してきた数々の城址や城の中でも、一番といって良いほど配布場所が離れています。
(車で1時間くらいの距離)
配布場所:大野城心のふるさと館(1階総合案内)※休館日は市役所で代替配布あり
配布時間:9:00〜19:00(心のふるさと館/月曜休、祝日の場合は翌平日)/代替配布:市役所 8:30〜17:00、年末年始は守衛室対応
原城(長崎県南島原市)
有明海を望む丘陵に原城跡が広がります。石垣や土塁の遺構が点在し、風の抜ける静かな場所。
世界遺産の構成資産として整備が進んでいるので、案内表示に沿って歩くと全体像がつかめます。
近隣の資料館と合わせると、歴史的背景が理解しやすく感じました。
マンホールカード情報
城跡と配布場所までは車で6分くらいの距離なので、自家用車などで訪れる方は入手しやすいかと思います。
配布場所:有馬キリシタン遺産記念館
配布時間:9:00〜17:00(休=年末年始 12/29〜1/3)
首里城跡(沖縄県那覇市)
ゆいレール「首里」駅から首里城公園まで歩くと、城壁や門が連なる景色に変わっていきます。
悲惨な火災に見舞われてしまったものの、正殿の復元整備が現在も続いており、復旧の目途は立っているようです。
園内は見学ルートが分かりやすく、資料展示も充実していました。高台から市街地を見下ろす眺めは、晴れた日ほど気持ちよく感じられます。
マンホールカード情報
配布場所:首里城公園 首里杜館 総合案内所
配布時間:8:00〜19:30(4–6月・10–11月)、8:00〜20:30(7–9月)、8:00〜18:30(12–3月)
まとめ
四国・九州・沖縄の4スポットは、どれも歩いて楽しむ城跡とお城モチーフのマンホールカードを同時に味わえる場所。
丸亀城の高石垣、大野城のスケール感、原城の静けさ、首里城の色彩。
現地で感じる雰囲気に、手元のカードという記憶のかたちが加わると、旅の満足度がぐっと高まります。
カードは基本的に1人1枚、現地での配布が原則。配布場所・配布時間・休館日は変更されることがあるため、出発前に最新情報を確認しておくと安心です。
城跡と配布所が離れていることもあるので、事前に移動手段とルートを決め、余裕を持った計画にしておきましょう。
次の旅先選びに迷ったら、まずは行きやすい1城から。今回のまとめが、その最初の一歩になればうれしいです。
他のエリアのマンホールカード×城シリーズはこちら。





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