みなさんは「マンホールカード」をご存じでしょうか?
2016年に第一弾が発行されて以降、毎年2回のペースで新たなカードが増加。観光のお土産や趣味として収集する人がいます。(私もその一人です)
また、夏休みの自由研究に利用するお子さんもいらっしゃるようです。
今回は、マンホールカードの基本情報からもらい方、実際に訪れた配布場所の体験談などをまとめて解説していきます。
そもそもマンホールカードって?
全国各地の自治体が配布している、ご当地マンホールのデザインが描かれたコレクションカードのことを「マンホールカード」と呼ばれます。
第25弾まで増加しており、全1113種のカードが存在。(2025年7月現在)
※期間限定やすでに配布が終了しているものも含む。
各自治体の観光案内所や市役所、資料館等で無料で配布を行っています。
各都道府県にカードが発行されているため、皆さんの近くにもあるかも?
カードのもらい方や注意点
「カードはどこでもらえるの?」「お金はかかるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
結論から言うと、基本的に無料で配布されています。ただし、もらうにはいくつかルールがあります。
配布場所を確認する
以下のページがおすすめです。私もよく利用させていただいています。
公式のページだとたまに情報が更新されておらず、配布されているのかよく分からないときがあるので…。
1人1枚が原則
基本的に同じ場所では1人1枚まで。家族分をもらう場合でも、全員が現地に行く必要がありますよ。
受け取り方法
対象の窓口で「マンホールカードをください」と声をかけるだけでOK。配布施設によっては簡単なアンケートに答える場合もあります。
アンケートの内容はどこから来たかなどの数問のもので、自治体の市役所などが多い印象。
事前予約は不要
カードは予約制ではなく、先着順での配布。
人気のカードは在庫切れになる場合もありますので、早めの訪問がおすすめです。
マンホールカードの魅力~集めるだけじゃない楽しみ方
マンホールカードを集める魅力のひとつは、なんといってもそのご当地感!
カードには各地に実際に存在するデザインマンホールが掲載されています。

たとえば、静岡県清水市「ちびまる子ちゃん」や滋賀県彦根市なら「ひこにゃん」といった、街の象徴がモチーフに。
裏面には、デザインの解説や設置場所の緯度・経度など詳細情報も書かれており、集めるだけでちょっとした知識が得られます。
また、マンホールカードをきっかけに、これまで行ったことがなかった街に足を運ぶようになる人も少なくありません。
旅先で実物のデザインマンホールを探して、その周辺の観光を楽しんだりする「収集以上の体験」が味わえるのも魅力。
実際に行ってみた!おすすめ配布スポット
ここからは私が実際に訪れた、おすすめのスポットをいくつかご紹介します。
東京都墨田区
配布場所:コネクトすみだ【まち処】
カードデザイン:リコリスリコイル(アニメ)
スカイツリー観光のついでに立ち寄れる場所。休日でも比較的人通りが落ち着いており、周辺で静かな場所を探している方には特におすすめ。
そのまま川沿いをたどっていくと浅草方面に向かうこともできるので、浅草観光にもぴったりです。
こちらのマンホールカードは、現時点では最新のものになりますが、配布開始時には行列ができたという話を聞きました。
私も当アニメは知っていたので、ぜひ欲しい一枚でしたが、なかなか現地に行くことができず、配布開始から2か月後にようやく入手。
静岡県掛川市
配布場所:掛川城公園
カードデザイン:掛川城
配布場所としては珍しく、掛川城の入り口付近(掛川城公園)で入手できます。
マンホールカードデザインと同じお城が今も建っているのが特徴。実際に城内に入ることもでき、天守閣から市内を眺めることも可能です。

同市は掛川花鳥園も有名で、花鳥園 → 掛川城といった観光ルートを辿ることもできますよ。
花鳥園に興味のある方は以下の記事もご覧ください。
埼玉県川越市
配布場所:本川越駅観光案内所
カードデザイン:時の鐘
「小江戸川越」の街並みが楽しめる川越市。マンホールカードをもらった後に菓子屋横丁や蔵造りの町並みを散策できるのも魅力。
時の鐘は周辺のシンボルとして、目立つ場所にあります。
マンホールカードを手に入れたあとに本物と写真を撮ってみるのもいいかもしれません。
マンホールカード収集をもっと楽しむコツ
まずはどこかの一枚を入手するところから始めて、複数枚手に入れるようになった方に向けてコツをお伝えします。
配布情報は各サイト等で最新情報をチェック
繰り返しのようになりますが、当たり前のようでこれが一番重要です。
在庫切れや配布休止があるため、「マンホールカードマップ」等を必ず確認してから向かうことをおすすめします。
現地について、もらえないというのが一番悲しいですよね。
初めのころは私も、実際に現地でもらえる…と思いきや、数か月前に配布が終了していたということもありました。
たまに配布終了になっても、自治体が全く更新していないという場合もあります。
そのときはSNS等を使い、直近で入手した人がいるかを探してみるのも一つの手ですよ。
カード保管用のファイルを用意する
マンホールカードのサイズは市販されているトレーディングカード(ポ〇モンカードなど)より一回り小さいサイズ。
私のおすすめは100円ショップのトレカ用ファイル。これで80枚保管できる上、十分きれいに入るので満足して利用しています。

現在3冊所有しており、都内と東京以外の関東エリア、その他のエリアでざっくり分けています。
(今後も更新するつもりなので、関東エリアは早い段階でもう一冊購入予定)
画像
この方法はコレクションしたい方には特におすすめで、お手軽に折れや汚れを防止できます。
旅の計画に「カード集め」を組み込む
集める数が多くなると、旅行先などの目的地付近にマンホールカードを配布している場所はないか探し始めるようになります。
その結果、旅行の行程にマンホールカードを収集するという項目が加わります(笑)
組み込んでみると、意外と移動の何もない区間が減ったりといいこともありますよ。
ここまでくると上級者ではないでしょうか。
また、偶然訪れた先でマンホールカードを配布していた…ということも経験上ありました。
まとめ マンホールカードで旅がもっと楽しくなる
今回はマンホールカードについてご紹介しました。
このカードは、ただ集めるだけではなく、地域の魅力を発見しながら旅を楽しむきっかけをくれるもの。
旅先で手に入れたものは、思い出の証としていつまでも心に残ると思います。
これからマンホールカードを集めてみたい方も、すでに収集を始めている方も、ぜひこの「集める楽しさ」を体感してみてください。
色々な場所を訪れている中で、きっとお気に入りの場所が増えているはず…!
ぜひ、マンホールカードを集めてみてくださいね!
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