岩手県の県南に位置する一関市。
その市内に名前が似ている観光スポットがあります。それは厳美渓と猊鼻渓という2つの場所の名称で、地元ではない方には混同されて覚えられていることもしばしばあるようです…。
そこで今回は厳美渓と猊鼻渓の違いと周辺の観光スポットなどについてご紹介します。
厳美渓と猊鼻渓の違いとは?
そもそも混同される原因の一つとして、読みが似ていることが挙げられます。
・厳美渓(げんびけい)
・猊鼻渓(げいびけい)
ここからは違いや覚え方などについて触れていきます。
それぞれの所在地
どちらも同じ市内にあるのですが、場所が全く違います。行き先を間違えると車なら行けないこともないですが、時間をロスしてしまうので注意してください。
2つの所在地は以下の地図のとおりこのくらい離れています。
厳美渓(げんびけい)
住所:岩手県一関市厳美町滝ノ上 地内
猊鼻渓(げいびけい)
住所:岩手県一関市東山町長坂町467
それぞれの見どころ
厳美渓
渓谷がとても綺麗で迫力があり、比較的川のそばに近いところまで降りることができ、遊歩道を歩いていくと、上流の強い流れと下流のゆるやかな流れを景色とともに楽しめます。
1番の見所といえば、やはり【空飛ぶ団子】として有名な郭公だんごではないでしょうか。籠の中に注文とお金をいれると上の店舗まで運ばれていき、その後お団子とお茶が入れられてきます。

ゴールデンウィークなどには、観光の方で列をなすほど人気の郭公だんご。
実はお団子はお店に直接行っても買うことができます。お急ぎの方はお店を利用してみるのもいいですね。
所要時間は特にないですが、混雑している時の郭公だんごの待ち時間は60分前後かかる場合もあります。
厳美渓 | |
利用時間 | 通年 |
ホームページ | https://www.ichitabi.jp/ |
郭公屋 | |
利用時間 | 9:30~15:00 (郭公だんごは売り切れ次第終了) |
ホームページ | https://www.ichitabi.jp/gourmet/data.php?p=13 |
猊鼻渓
日本百景のひとつにもなっている猊鼻渓。
100mを超すそびえ立つ崖の間に流れる川で行われる舟下りが有名な場所です。
下った先で楽しめるのが【運玉投げ】で、大厳美岩の一部に開いた穴に向けて運玉(素焼きの玉)を投げるものです。運玉は5個100円で購入することができ、穴の中に入ると願い事が叶うとされているのでぜひ挑戦してみてください!
舟下りは往復しないと帰ってこられないため、全体的な所要時間は90分程となっています。
ゆっくりと時間を過ごしたい方に特におすすめの観光地です。
営業時間 | 8:30~16:00(4月1日 ~11月5日) 8:30~15:30(11月6日 ~11月10日) 8:30~15:00(11月11日~11月20日) 9:30~15:00(11月21日~ 3月31日) ※変更となる場合があります |
料金(舟下り) | 大人:1800円 小学生:900円 幼児:200円 |
ホームページ | http://www.geibikei.co.jp |
覚え方
私オリジナル(おそらく)の覚え方は
美しい団子の厳美渓、鼻で舟下り猊鼻渓
です(笑)
意味はないので、よろしければご参考程度にどうぞ…
市内・周辺の観光スポット
ここでは、市内や一関から近い観光スポットを少しご紹介します。
中尊寺金色堂【平泉市】
中尊寺は一関市のすぐ隣の平泉市にあります。
特に中尊寺内にある金色堂は有名で世界遺産にも認定されているお堂なんですよ。
金色堂は現在は建物の内部で厳重に保管されているものの、その姿は建築当初から受け継がれてきたもので、源義経を招きいれた秀衡公をはじめとする藤原家四代のご遺体がお堂内に今も安置されています。
一度見て損はないと思うので、ぜひあわせてご覧になってみてください。
達谷窟毘沙門堂【一関市】

岩の中に一部が埋もれているお堂が見られます。他ではあまり見かけることは無いかもしれません。
地元の方のお話では、今にも岩が崩れてきそうなのでもしかすると今後見られなくなるかもとのことです。(あくまで噂ですが…)
館ヶ森アーク牧場

チューリップやラベンダーが一面に咲く場所があり、ゆっくり散策するのにはもってこいの牧場です。

また、20種類以上の動物たちが自然の中で暮らしておりえさやりなどの体験ができるのも魅力。
また、フランクフルトなど牧場ならではの畜産物もとてもおいしいものばかりが揃っていますよ。
園内は広いためエリアごとに車での移動ができます。
まとめ
今回は厳美渓と猊鼻渓の違いと周辺の観光スポットなどについてご紹介しました。
この記事で厳美渓と猊鼻渓の違いが分かっていただけましたら幸いです。
気になった方はぜひ現地に足を運んでみてください!
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