多摩動物公園は東京都内の中でも広い敷地の動物園です。
広い上に公園全体がちょっとした山になっているので、ちょっとしたハイキング気分になれるのも魅力のひとつ。
見られる動物の種類も多く1日で回りきるのもなかなか大変です。そんな中でも目立つ動物だけでなく、希少な動物もできれば見てみたいということもあると思います。
そこで今回は多摩動物公園で見られる貴重な動物などをまとめてご紹介します。
多摩動物公園の特徴など
自然が多く残った園内で動物たちを可能な限り自由な姿で見せるため、工夫がされています。
約300種の動物が飼育されており、園内は大きく4つの園に分かれています。
・アジア園
・アフリカ園
・オーストラリア園
・昆虫園
日本産の動物はもちろんのこと、アジアなど各地の珍しい種がいたりと幅広い動物を見られるのも特徴のひとつ。
【ウォークインバードゲージ】や昆虫館の一部など、ゲージや飼育されている中に実際に入り間近に観察できるのも魅力です。
特に見ておきたい動物・場所
多摩動物公園には現在ここでしか見られないという動物はいないですが、全国の動物園でもあまり飼育されていない種はいます。
その中でも珍しい種や見ておきたい動物・場所をご紹介します。
珍しい動物たち
ユキヒョウ
標高の高い山岳などの寒い地域に生息しているユキヒョウ。
野生では姿をあまり見せることがなく、岩場などに溶け込むため、発見は難しいといわれています。
見た目は長毛のため、もふもふしており非常にかわいらしいです。
2023年11月現在、多摩動物公園では日本の動物園の中でも多い6頭の飼育をしており、見られるのも貴重な見ておきたい動物。
ゴールデンターキン
山岳地帯に生息している種のため、暑さは苦手なので夏は日陰で過ごしていることが多いゴールデンターキン。
暑いときは個体によって涼み方がさまざまなようなので、そこも見どころのひとつかもしれません。
多摩動物公園ではオス4頭、メス4頭の計8頭を飼育しており、日本の動物園では3か所でしか見ることができません。
シフゾウ
ひづめは牛、頭は馬、角は鹿、体はロバに似ていますが、どれにもあてはまらないという珍しい動物です。シカ科シフゾウ属に分類され、シフゾウ属という独自の種です。
野生のものは絶滅し、動物園に飼育されている個体しかいません。
2023年下半期に入り、3頭のうち2頭が旅立ってしまったため、現在は残り1頭と見られるのは大変貴重になっています。(2023年11月現在)
昆虫館のチョウたち

昆虫が苦手な方には行きにくい場所かもしれませんが昆虫館もおすすめです。
特にチョウがいるエリアは1年を通してさまざまな種類を見ることができるので、とても綺麗ですよ。
チョウが蜜を吸っている瞬間やとまっている姿も近くで見られるので、良い体験になると思います。
遊んだことがある方は分かると思いますが、あつまれどうぶつの森(あつ森)の博物館の展示にもどこか似ているのも特徴です。
ライオンバス
多摩動物公園のライオンバスは放牧場内を走る世界初の「サファリ形式」展示として運行を始めたものになっています。
園内でも人気のエリアなので、バスの乗車券が売り切れてしまうことも。
休日に乗りたい方は朝一にライオンバス乗車券の購入列に並んで買うことをおすすめします。
区分 | 料金 |
大人(高校生以上~64歳) | 500円 |
子供(3歳~中学生) | 150円 |
65歳以上 | 150円 |
0歳~2歳 | 無料 |
※料金区分の確認の際、身分証明書が必要になる場合があります
施設情報など
住所 | 東京都日野市程久保7丁目1−1 |
開園時間 | 9:30~17:00 ※時間は変更になる場合があります。 |
休園日 | 水曜日(水曜日が祝日、振替休日や都民の日の場合はその翌日) |
入園料 | 一般 600円 中学生 200円 65歳以上 300円 ※小学生以下、都内在住・在学の中学生は無料 (中学生は生徒手帳を持参ください) |
多摩動物公園へのアクセス
ゴールデンウイーク、行楽シーズンなどは駐車場が早い時間から混雑するため、公共交通機関の利用をおすすめします。
公共交通機関の場合
京王線または多摩モノレール【多摩動物公園駅】下車
車での場合
国立府中ICより多摩動物公園まで約20分
まとめ
今回は多摩動物公園で見られる貴重な動物や見ておきたい動物などをご紹介しました。
多摩動物公園は広いため、動物をみるだけではなく休む場所も多いのでご家族でもゆっくりと楽しむことができます。その上動物も多いので、飽きることなく長い時間滞在できるのもいいですよね。
希少な種の動物は今後見ることができなくなる可能性があるので、ぜひ存在しているうちに見に行くことを強くおすすめします!
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